世帯の純金融資産保有額に応じて、(株)野村研究所が定義している階層分けがあります。
以下に書き出してみます。
・超富裕層 :
5億円以上
・富裕層 :
1億円以上~5億円未満
・純富裕層 :
5千万円以上~1億円未満
・アッパーマス層 :
3千万円以上~5千万円未満
・マス層:
3千万円未満
ここでいう純金融資産保有額とは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険・年金保険など世帯として保有する金融資産の合計額から負債額を差し引いた額だそうです。
こんな式になります。
純金融資産保有額=金融資産 ー 負債額
2019年の調査結果によると階層別の割合は以下のとおり。
・超富裕層 : 0.1%
・富裕層 : 2.4%
・純富裕層 : 6.3%
・アッパーマス層 : 13.2%
・マス層: 78.0%
私はというと、現在のところはどっぷりとマス層。庶民です。(笑)
そして密かにアッパーマス層に憧れているのですが、私の年齢はすでに50代。
到達できるかなぁ・・・といったところです。
なかなか難しそうではありますが、老後のための貯えのために何とか到達したいものです。

さて、もしこのアッパーマス層に入れることができれば、上位22%の中に含まれるというわけです。
しかしながら、このアッパーマス層。
憧れを持ちつつも、実は大したことない層だと思うのです。
たとえば夫婦で働くダブルインカム世帯がこのアッパーマス層に届く3千万円を貯めるとしたら、夫婦それぞれ年間100万円ずつ貯蓄できれば15年で達成できます。
そのため堅実な家計やりくりができれば比較的簡単に到達できそう。
しかし、貯蓄が増えてくるとどうしても住宅を取得したり、より良い住宅に買い替えたりなどをしたくなってくるのが常です。
仮に3千万円貯まってアッパーマス層に届いたとしても、3千万円の住宅を購入をしたとすれば、一気に純金融資産がゼロになってしまいます。

ならば、マス層の上位、アッパーマス層、純富裕層の下位あたりなら、住まいを買ったり売ったりするだけで、たとえばマス層からアッパーマス層にランクアップしたり、逆に純富裕層からマス層にランクダウンしたり、など比較的容易に変化しそうです。
そしてそう考えると、おそらく生活面でも、マス層の上位、アッパーマス層、純富裕層の下位あたりでは実は大差ないんじゃないかと思えてきます。
アッパーマス層は大したことない層だと前述しましたが、以上が理由です。
大したことない層というか、
アッパーマス層だから何? 純金融資産だけで階層分けしたところで意味あるの?
という感じです。
アッパーマス層の世帯が大したことあるのか、大したことないのか自体、不動産も考慮に入れないと判断できないんじゃないのかなと・・・
そうは言っても、個人的にはアッパーマス層に憧れをもち、少しでも早くこの層に入れるように目指してゆこうという思いを強くもってはいますが。
目標がないと貯蓄もなかなか増えない、というそれだけの理由で。
てくてくと行きます。



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